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2018.10.31 / 日々のニュース
問答:リニューアルした「とらや 赤坂店」の印象は?
参考記事
https://trend.nikkeibp.co.jp/atcl/contents/pointofview/00001/00032/?i_cid=nbpnxr_pg_slide-panel
私には、建築そのもののことは、評価できないが・・・

ここで大事なのは、
建物リニューアル(Re-newal)の「Re」の拠り所をなににしたか。

当初の事業計画は、法律の許容範囲いっぱいの10階建。
単なる効率、単なるROIを重視した計算では、
こういう計画になるだろう。

実際に、10階建で計画は進んでいる。

しかし、副社長や社員から「低層階にしたらいいのではないか」という提案をうけたという。

虎屋の役員構成を調べてみると、
創業家は、黒川社長のみ。

親族からの意見ではなく、虎屋生え抜き社員たちからの進言。

この進言をうけて、再度、計画を見つめ直した黒川社長。

そして、その拠り所にしたのが、
先代、先先代の建物に対する考え方、フィロソフィー。

祖父の時代に建て替えたのは、1932年。
皇室に対する崇拝の念をもっていた祖父が、皇室・皇居をお守りするのだと考え、
お城のような建物にした、とのこと。

父である先代が建て替えたのは、1964年。高度成長期時代。
大きな趨勢として、大きく、豪華、速くといった方向での可能性が広がって
「これから」という明るさや希望を表現した。

虎屋は、常に、時代とともに生き、時代を捉えた建物を作ってきたという原点に戻った。

そして、
あらためて問う。

これからの時代に何が求められてくるのだろうか、と。

そう考えると、
大きいとか、豪華とか、の時代ではない。
自然に触れる、ほっとする、温かさを感じる、ゆっくりできる
そんなことを菓子屋に求めていらっしゃるのではないか、と気づく。

だとすれば、高層よりも、低層のほうがフィットする、と。

それを拠り所に、計画の見直しを決断されている。
拠り所は、いたってシンプルで、素朴で、素直なものだ。

経営トップの決断の拠り所、のよき事例ではないか、と感じた。

また、
低層階にしようと進言された社員たちが、なによりすごい。
この進言を生み出したエピソードには、
「虎屋」というブランドフィロソフィーが
いかに社員に浸透しているか、が込められている。

プレステージブランド『エルメス』が、
「エルメスにライバルがあるとしたら、虎屋だ」というのもうなづける。


ブランドを支えている核は、外からは見えない。
人間の骨格が、外から見えないように。

見えざるものを、観る。
PROFILE
外山 茂
外山 茂 / Shigeru Toyama
代表『外山茂』略歴
『事業プロデューサー』
成果報酬型マーケティングコンサルティング会社:年商20億円(社員数20名・コールセンター70名)を経営。クライアントの事業目標達成にコミットし、新規集客からコールセンターまで、マーケティング業務一式を請負う。2011年事業譲渡。現在、事業戦略・マーケティング戦略プロデューサーとして活動中。経営者のフィロソフィーを核にした『フィロソフィーマーケティング™』『フィロソーフィーブランディング™』モデルで革新的な事業・マーケティング戦略構築を使命とする。
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